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レース活動

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SUPER TAIKYU Rd.1 レポート

スーパー耐久の開幕戦がツインリンクもてぎで開催されたので報告をさせていただきます。

 

 

スーパー耐久が私にとって今シーズン最初のレースになります。

 

 

今年の体制は昨年と大きく変わらず、TKRIからAドライバー,DAISUKE選手、Bドライバー,元嶋、Cドライバー,ハマダ選手で戦います。

 

 

マシンもメンテナンスガレージも昨年と同様にアールエスファインさんからAMG GT4で参戦です。

 

 

大きく変わったのは、スーパー耐久のタイヤサプライヤーがPIRELLIタイヤからHANKOOKタイヤに変わりました。

 

 

HANKOOKタイヤは開幕戦前に2回テストしました。

 

タイヤのウォームアップが良く、グリップ変化も少ない癖の少ないタイヤで特にジェントルマンドライバーのDAISUKE選手には好印象なタイヤです。

 

 

私の印象はPIRELLIタイヤの時は自分のマネジメント次第でレース後半に大きく影響がありましたが、HANKOOKタイヤはドライでは1スティントをフルに攻めきって使い切る印象です。

 

 

レースウィークは木曜日から走行を始めましたが、珍しいトラブルで初日はほとんど走行できず。

 

 

みなさんに長いセッション中断でご迷惑おかけしました。

 

 

メカニックの皆さんのおかげで、金曜日にはマシンは完璧に走れる状態になりました。

 

 

私が少しマシンを確認。

 

 

アールエスファインさんの持ち込みセットが素晴らしく、特にセッティングをすることもないので、DAISUKE選手と、ハマダ選手の練習の時間を増やすように進めていきました。

 

 

2年目なので、ドライバー交代、ピットワークが何も言わなくてもスムーズに進みます。

 

 

土曜日の予選。

 

 

まずはAドライバーのDAISUKE選手の予選から。

 

 

ここでウォームアップ走行でのペナルティがあり、15分の予選の中の5分をピットに待機しないといけなくなりました。

 

 

練習量も少ない中でしたが、しっかりベストラップを更新。

 

 

クリアラップが取れればもう少し更新できたかもしれませんが、昨年から一緒にレースに参戦し始めて、私とのタイム差も縮まってきています。

 

 

Bドライバーの私の予選はノーミスで完璧にアタックを決めることができました。

 

 

Cドライバーのハマダ選手も練習が少ない中でベストラップを更新。

 

 

決勝は6番グリッドからのスタートとなりました。

 

 

決勝日は朝から大雨。

 

 

個人的に雨のレースは大好きですが、そんなこと言ってられないレベルの雨でした。

 

 

スタートドライバーはいつも通り私が。

 

スタートしてすぐに3位まで順位を上げることができました。

 

しかし他車からの接触を避けきれず、大きく順位を落とすことに。

 

 

マシンは明らかにセットアップが決まっていて速いので、順位を戻すことに集中しました。

 

 

しかし、雨が強くほとんど前方の視界がなく、ストレートでもハイドロで真っ直ぐに走れない。おまけに無線の調子が悪かったり追突されたりで自分自身ドライビング中にイライラしていて、強引な場面などあり反省です。

 

 

無線では『この雨量の中DAISUKE選手を走らせるのは危険すぎる』とずっと訴えていました。

 

 

作戦的にも仕方なく、雨量が一番多い時にDAISUKE選手に交代。

 

 

とても危険な中での走行だったと思います。

 

 

その中でもノーミスでまた私に繋いでくれたので、そこからプッシュして追い上げようとしたところで、セーフティーカーが入り、そのまま悪天候のためレースは中止となりました。

 

 

結果は7位。

 

 

思うことはたくさんありますが、まずは自分の反省点も多いレース。

 

 

全てパーフェクトな仕事ができていない自分が言えることはありません。

 

 

チーム力は昨年より確実に上がっていますので、次のレースに向けてしっかり準備するのみです。

 

 

次戦も応援よろしくお願い致します。

 

 


PROFILE

顔写真

元嶋 佑弥 Yuya Motojima
(プロレーシングドライバー)
生年月日:1991.4.10
出身地:福岡県中間市
Team JLOCよりスーパーGT参戦中!