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レース活動

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スーパー耐久Rd.2

スーパー耐久第2戦 スポーツランド菅生3時間レースの報告をさせていただきます。

 

 

今回はDAISUKE選手と二人のドライバーで3時間レースを戦います。

 

 

シーズン前から3時間レースの菅生と岡山は狙っていこうと話をしていました。

 

 

木曜日 フリープラクティス

RS FINEの河野さんの持ち込みのセットアップがバッチリ決まっていて、走り出しからレースウィーク通して、1アジャストのみでセットアップを終えました。

 

 

金曜日 オフィシャルプラクティス

セットアップに時間を使わなくてよかったので、DAISUKE選手の練習の時間をたくさん作れました。

 

 

DAISUKE選手もセッション毎にタイムアップして、NEWタイヤでのアタックも素晴らしいタイムを記録しました。

 

 

私も最後のセッションにNEWタイヤを使わせていただき、オフィシャルプラクティスをトップタイムで終えることができました。

 

 

木曜日、金曜日と快晴で綺麗な景色の中での走行でしたが、土曜日の予選は雨予報。

 

 

土曜日 予選

予選は予報通りの雨。

 

 

DAISUKE選手の予選は6位。

 

 

難しいコンディションの中でもしっかり好タイムを記録しました。

 

 

私の順位が4位で決勝は合算タイムから7番グリッドからのスタートとなりました。

 

 

日曜日 決勝

決勝はドライコンディションでスタートできました。

 

 

スタートドライバーはいつも通り元嶋から。

 

 

DAISUKE選手にちょっとでもマージンを作るためにスタートから猛プッシュしました。

 

2位まで追い上げました。

 

 

トップを走るのはアストンマーチンの織戸選手。

 

 

ペースはこちらの方が良さそうでしたが、織戸選手をオーバーテイクするのは難易度がかなり高いなぁと思いながらチャンスを探していました。

 

 

ピット作業はいつもこちらの方が早いし、DAISUKE選手のこのレースウィークのスピードなら、トップに立てるんじゃないかと思って、無線でチームにアンダーカットを提案しました。

 

 

チームからも『そのつもりだよー』って返事が帰ってきたので、織戸選手から離されないように自分の1スティントを2位でDAISUKE選手に交代。

 

DAISUKE選手のレースペースは自分の想像以上に早く、安定したラップタイムでした。

 

 

後ろからは、プロドライバーが追い上げてきて追いつかれましたが、数周トップを守りました。

 

 

この数周が後の結果に大きく影響したと思います。

 

 

残り65分で3位で元嶋に交代。

 

 

トップ2台はまだピットに入っていなかったので、フルプッシュしました。

 

 

2位のAMGが目の前でピットアウトしてきましたが、アウトラップだったので、すぐにオーバーテイクできました。

 

 

その数周後にトップのAMGも目の前でピットアウトしてきました。

 

 

同じくアウトラップだったので、すぐにオーバーテイクできてトップに浮上。

 

 

DAISUKE選手の数周の抵抗があったから、ここでオーバーテイクができました。

 

 

1周走られてしまうと、ライバルのタイヤもあたたまり、オーバーテイクの難易度が一気に上がってしまいます。

 

 

トップに出てからも、セーフティーカーの可能性などを考えて、タイヤの無駄遣いをせずに、慎重に走っていました。

 

 

するとコース上でクラッシュがあり、赤旗中断。

 

 

レースリスタートはトップ3台がギャップゼロからになりました。

 

 

リスタートは自分なりに頭を使って上手くギャップを作れました。

 

 

タイヤは残しておいたので、残り10分はファステストラップを狙ってフルプッシュ。

 

 

そしてトップチェッカーでTKRI、初表彰台、初優勝することができました!!!!

 

いろんな思いが溢れました。

 

 

まずは1年前にここスポーツランド菅生でのTKRIデビュー戦。

 

 

DAISUKE選手が上手く走れず、『悔しい、練習します』と言ってたこと。

 

 

レース後に他のチームからDAISUKE選手が速かったとたくさん言われました。

 

 

1年間、本業が忙しい中でも、時間を探して練習、努力している姿を近くで見ていたので、DAISUKE選手が速かったという言葉が本当に嬉しかった。

 

 

そして、昨年、何度かあった表彰台のチャンスを不運で取りこぼして、みんなで悔しい思いをしたレースがありました。

 

 

特に茂木ではファイナルラップに3位走行中に追突されてリタイア。

 

 

そんな悔しさがあったから、この初表彰台、優勝がなにより嬉しい。

 

 

それも棚ぼたラッキーレースではなく、自分達の速さで勝てたレース。

 

 

速い車を作ってくれたRS FINEの河野社長、ノーミス、ノートラブル、素早いピット作業で送り出してくれたメカニックの皆様、レースに集中できるようにドライバーを支えてくれたスタッフの皆様に感謝しています。

 

 

そしてこのチームで一緒にレースをさせてくれた、片岡代表、DAISUKE選手、ハマダ選手にも感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

ありがとうございました。

 

 

次の目標を設定して、さらに上を目指してこれからもDAISUKE選手と頑張っていきたいです!

 

 

応援してくださった皆様、ありがとうございました。

 

 

 


PROFILE

顔写真

元嶋 佑弥 Yuya Motojima
(プロレーシングドライバー)
生年月日:1991.4.10
出身地:福岡県中間市
Team JLOCよりスーパーGT参戦中!