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ドライビングレッスン

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オートポリスプライベートテスト

先日、CAR GUY Racingさんのプライベートテストに参加させていただきました。

 

 

 

主には、木村選手(社長)の練習。

 

 

 

と思っていましたが、自分が衝撃を受けて、一番刺激をもらったような1日でした。

 

 

 

このプライベートテストでに持ち込んだ車はNSX GT3Ferrari 488 GT3 EVOFormula3 の3台のレーシングカー。

 

 

 

サーキットはオートポリスを5時間貸切。

 

 

 

ドライバーは2人。

 

 

 

最初話を聞いた時は何かの冗談かと思いました。

 

 

今まで、たくさんのFIA GT3車両に乗って来ましたが、Ferrari 488 GT3 EVOとNSXGT3は初めてなので、とても楽しみでした。

 

 

個人的に初めての車でも最初からそこそこのタイムを出せる自信があります。

 

 

1本目は木村選手がNSX GT3で元嶋が488GT3

 

 

車に乗り込む前に木村選手から『本気で追いかけに来ていいよ』声をかけていただきました。

 

 

 

ピットアウト直後から、全開で走る木村選手から遅れないように、自分も壊さない程度にそこそこのペースで走りましたが、どう見ても自分より早い。

 

 

 

そこで安全マージンを保ったまま少しずつペースを上げていったところで追いつけるレベルではないと感じました。

 

 

 

NSX GT3にトラブルがあり、3周ほどでピットイン。

 

 

 

木村選手はそのままF3に乗り込み、走り込み。

 

 

 

自分も488GT3で真剣に走り込みました。

 

 

 

自信もついたところで、NEWタイヤでアタック。

 

 

 

中途半端なことが通用しないことがわかっていたので、100%のフルプッシュ。

 

 

 

その後もNSX GT3488GT3を入れ替えたりしながら、NSX GT3でもNEWタイヤで全力アタックをさせていただきました。

 

 

 

ワンメイクタイヤで、同じ車両をシェア。

 

 

 

言い訳なんて一切通用しない状況に追い込まれ、まさか公式レース以外でこんな本気でアタックすることになるとは思いませんでした。

 

 

 

他にも2台のGT3マシンを使って、前後を入れ替えながら模擬レースをしたり、約5時間半ずっと全力での占有走行。

 

 

 

プロでもぐったりするぐらいの走行距離です。

 

 

 

木村選手が以前に、「SUPER GTやスーパー耐久ではコースアウトやクラッシュして他の人に迷惑をかけられないからある程度のところで抑えている」と話していました。

 

 

 

今日は勢いが別人でした。

 

 

 

ドライビング向上に取り組むストイックさを見て、プロもこういう姿であるべきと思いました。

 

 

 

個人的には大好きなレーシングカーを思いっきり乗れて幸せな一日。

 

 

 

でもそれより木村選手の全力で取り組む姿に刺激をもらいました。

 

 

木村選手とは2015 上海インターナショナルサーキットで開催された、ランボルギーニスーパートロフィオで初めてお会いしました。

 

 

 

その時は別のチームで特別お話することもなく、その後SUPER GTAsian Le Mansなどで戦うことはありました。

 

 

 

年々早くなるし、自分が憧れるルマン24時間にも参戦して、今ではプロと同等に近いタイムで走れる技術があります。

 

 

ここまでくるのにどんな練習方法が有効だったのかなど、いろんな話が聞けて、またジェントルマンドライバーの方と走る時のいいアドバイスもいただきました。

 

 

また練習にお邪魔させていただける機会があれば嬉しいです。

 

 

ある意味今回のテストは来週行われる、SUPER GTオートポリスラウンドにむけて、この上ない練習になりました!

 


PROFILE

顔写真

元嶋 佑弥 Yuya Motojima
(プロレーシングドライバー)
生年月日:1991.4.10
出身地:福岡県中間市
Team JLOCよりスーパーGT参戦中!